本文へジャンプするためのナビゲーションスキップです。

本文へジャンプします。
ID

パスワード

食のイベントカレンダー

生産者の取り組み

おきたま食の応援団会員募集

レシピ集

産地通信

産地通信(ウェブ限定版)

ライブラリ

メルマガ

動画で知る!おきたまの食材情報

グリーンフラッグ店お得情報

リンク集

  • おきたま伝統野菜
  • 果実
  • 果菜類
  • 葉菜類
  • 根菜類
  • 山菜類
  • 米
  • 肉類
  • 魚類
  • 卵類
  • その他

アールス系メロン

photo1

 メロンという名前は、ギリシャ語の”melopepon”(りんごのようなうり)が語源です。メロンの原産地は東アフリカといわれており、古代エジプトや古代ギリシャではすでに栽培されていました。メロンは暖かい地方でしか栽培できなかったため、気候のそぐわない北ヨーロッパ地域で栽培が行われるようになったのは14~16世紀以降といわれています。日本では弥生時代にはすでにメロンの仲間「マクワウリ」が栽培されていたようです。
 現在のような西洋メロンは、明治30年頃に新宿御苑の温室でアールスフェボリットという英国系の品種が試作されたのが始まりで、大正6~7年頃市場に出回り始めました。それとは別に、山形県の庄内砂丘や、梅雨のない北海道では露地系のネットメロンの栽培が戦前から行われており地元の特産品として流通していました。昭和40年代にはノーネット系のプリンスメロン、昭和50年代後半からはアンデスメロン等の露地ネットメロンが全盛となりましたが、これらはアールス系メロンとは別の系統です。
 高級メロンの代名詞であるマスクメロンは麝香(じゃこう)の香りがする「musk」からきている名称で、アールス系メロンのことを指します。置賜地域では、まだこのアールス系メロンが静岡県等、ガラス温室の隔離ベット栽培でしか作ることができなかったころから、パイプハウスによる地床栽培に取組み、山形県が開発したアールスクィンという品種等を使って、アールス系メロンを栽培していました。

photo2

 メロンの栽培方法はアールス系メロンと露地系メロン(ネット、ノーネット)とで大きく異なります。露地ネット系メロンのアンデスメロン等では、ハウスやトンネルで地這い栽培することが多いのですが、アールス系メロンはすべてハウス栽培の立ち栽培で作られています。水のやり方や特別の玉管理によって、太く盛り上がった密度の高いネットに仕上げます。また、アールス系品種では、1株から1個の果実しか収穫しません。

photo3

 メロンにはカリウムが豊富に含まれ、高血圧や動脈硬化などの予防効果が期待できます。また、カリウムには水分バランスの調節をする働きもあるため、利尿作用やむくみ解消にも効果的です。果糖、ショ糖、ブドウ糖などの糖分は、体内ですばやくエネルギーに変わるので疲労回復に最適です。近年注目されているのは、オキシカイという成分。抗酸化作用があるとされています。
 ネットのあるアールス系メロンは成長過程で果肉が果皮よりも大きくなろうとして、その時にできた果皮のひび割がネットになります。ひび割れをふさごうとしてできたコルク層がネットです。ネットの模様が均等であるほど良品とされ商品価値が高くなります。
 食べる際には、丸みがキレイで網目がクッキリと均等に広がり、網の盛り上がりが高いほうが良品です。果皮は色付きが均一なものを選ぶとよいです。また、軽いものよりも重みのあるほうが種の比率が低く、肉厚で味も優れています。熟すまでは常温で保存し、食べる直前に冷蔵庫に入れて、よく冷やして召し上がれ。

【関連レシピ】

ページの先頭へ

おきたま食の応援団会員募集