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取組みファイル007

「樹が元気だから、おいしいさくらんぼが実る」

鈴木秀男さん

 山形県を代表する果物、「さくらんぼ」。県内各地で栽培されていますが、粒の大きさや味わい、品種はもちろんのこと、栽培する地域や生産者によってずいぶん異なります。

 今回、さくらんぼについてお聞きするため、南陽市でさくらんぼを生産をされている、鈴木秀男さん、江口悦郎さん、朝倉善則さん、佐藤勇二さんにお話をお聞きしました!

右から、鈴木秀男さん、佐藤勇二さん、朝倉善則さん、江口悦郎さん

―収穫したその日に出荷します―

 初夏はさくらんぼの最盛期。作業場では、スタッフがフル稼働で出荷作業に追われていました。作業台には、つやつや輝くさくらんぼがたくさん!手際よく箱詰めされていきます。

 この日出荷されていたのは佐藤錦。大きさごとに分け、パックに入れ、メッセージカードとともに箱詰めされます。鮮度が命ですから、生産者のみなさんは朝4時から収穫作業を行い、その日のうちに出荷しているのだそうです。


 

お天道様と相談しながらのくらんぼ栽培―

 「南陽地区は今年は豊作ですよ。と江口さん。今年の収穫は例年の4倍ほどなのだとか!雨をあまり好まないさくらんぼにとって、雨が少ない今年の気候は生育に適していたようです。

 しかし、豊作だからといって嬉しいことばかりではありません。大きくて味の良いさくらんぼを作るため、摘果(結実した果実の一部を幼果のうちに間引くこと)を行う必要があります。早い時期に行わないと大きく育たなくなるため、たくさんある果樹すべての摘果を短期間で行わなければなりません。また、葉が繁茂するため、日が差して色づきが良くなるよう葉摘みの作業が必要です。

 今年は大豊作ですが、逆に大不作の年もあります。例年の半分どころか、さくらんぼがひとつも実をつけない樹が出ることも。天気や環境によって大きく品質が左右されるデリケートな果物のため、プロの生産者でも予測を立てるのが難しいのです。「お天道様が相手ですから、どうしても生産は不安定になってしまいます。それが課題の一つで、やりがいもそこにあるのです。」と鈴木さん。

―最高においしいさくらんぼを目指して―

 この日出荷作業に追われていた佐藤錦。「食べてみてください」の言葉に甘え一粒いただきました。つやの良さとはちきれんばかりの実の詰まり、酸味と甘みのバランスの良さ、味の濃さに驚きました。かつてこんなにおいしいさくらんぼを食べたことがあっただろうかと思うほど!

 このおいしさが生まれる理由については、「企業秘密!」とのことでしたが、少しだけ教えてくださいました。まずは果樹の活力。基本的には生き物ですから、健全に育って生き生きとしていることが大切。もうひとつは気候と風土。南陽市宮内周辺は、粘土質で果樹栽培に向いている土壌なのだそうです。

―様々な活動を通しておいしさを伝える―

 今回お集まりいただいたのは、「のんのん倶楽部」に所属しているみなさま。のんのん倶楽部では、おいしいさくらんぼを育てるために「持ち点」制度を設けているそうです。年に一回の総会で評価委員を選出し、その評価委員が生産者に点数をつけます。全員が同じくらいの高い点数を取れるよう、切磋琢磨し努力を重ねています。

 そのほか、後継者への勉強会、出荷前の打ち合わせ、シーズン後の反省会、会員総会など、より品質の高い農産物を届けるための努力を惜しみません。さらに、日頃からのんのん倶楽部の農産物を愛用されている消費者との交流会も開催しています。

「自分の納得のいく"おいしい!"を作りたい!」という強い思いがあります。むしろ、もうそれ以外ないという一種の使命感のようなものを感じながら、日々暮らしています。  ~中略~  「おいしい!」を追及して、お客さまへ笑顔を届けたいと思っています!

 ――鈴木秀男さんのメッセージ(ホームページより)

 おいしさへの一途なこだわりと、日々努力する謙虚な気持ち。それが芸術品のようなさくらんぼを生み出すのですね。気取っていない、だけど味は間違いない!そんなさくらんぼが置賜らしい。置賜のさくらんぼのおいしさに、ぜひ出会ってみてください。

(取材日2013.7.3)

のんのん倶楽部ホームページはこちら>>

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