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2014.11.19
おいしい「つや姫」ができるまで


  「つや姫」は平成22年にデビューして以来、そのご飯の白さとおいしさから高い評価をいただいてきました。栽培面積は少しずつ増えて、平成26年は山形県内で6,692ha、置賜地域では1,524haとなっています。

 県より委嘱されました「山形つや姫マイスター」は山形県内で65名、置賜地域では16名になります。つや姫栽培の手本となりながら、消費者へのPRや情報発信などにも大いに活躍されています。
 今回は、置賜地域の「つや姫マイスター」の取組みから、おいしい「つや姫」ができるまでをご紹介します。



     9月に行った置賜地域「つや姫マイスター」のほ場巡回

 

種まき・育苗作業(4月~5月)
 「つや姫」の種もみを塩水につけて、沈んだ重くてよい種もみを選びます。選んだ種もみは病気にかからないように消毒して、10日間ほど水に浸します。 水温が低いと発芽が悪くなるため、水温(10~15℃)チェックは欠かせません。
 十分に水を吸った種もみをお湯につけて、芽が出揃ったところで、育苗箱に種まきをします。 芽出しのお湯の温度が高すぎると種もみが死んでしまうため、必ず温度計で確認します。



 種もみをまいてから4週間ほどで田植えできる大きさの苗になります。それまでは、天気を気にしながら、毎日、水をかけたり、保温資材をかけたり、換気をして気温をこまめに調整します。
 「つや姫」は少し伸びやすい性質があるため、良い苗を育てるためには手間がかかり、育苗管理に気を遣います。





田植え作業(5月中旬)

 「つや姫」は稲穂が茎から出る時期が「コシヒカリ」とほぼ同じくらい(8月中旬頃)で、山形県内では遅い品種です。このため、田植えは、他の品種より少し早い5月15日頃に行います。
 田植えのあとの天気がいいと苗の根付きも良くなるため、天気予報をみながら、できるだけ天気の良い日が続く時を選んで植えるようにしています。
 栽培方法は、肥料や農薬を通常の半分以下に抑えた特別栽培等を行い、土づくりにも取組んでいます。


水管理と追肥作業(6月~7月)

 気温が高まると土中の有機物が分解され、生育に有害なガスが発生することがあります。このような時は田んぼから水を落とします。「つや姫」を毎日みて、生育に応じたこまめな水管理が重要です。

 稲穂の赤ちゃんができる7月中旬には、稲穂の生長と稔りを良くするために肥料を施します。
 おいしい「つや姫」をつくるために、生育や葉の色等を観察し、肥料の量を決めます。今年は葉の色が少し濃かったので量を減らしました。


稲刈り作業(9月~10月)
 9月になると、コンバインや乾燥機を整備し、刈取りの準備です。稲穂が頭を垂れ黄金色になったら、いよいよ収穫の時期です。

 稲の収穫には適切な時期があり、早いと玄米が未熟で青味が残ります。遅すぎると玄米が着色したり、乾燥が進みすぎて玄米に亀裂が入る場合があります。
 稲穂の状態と水分を確認して、適期を逃さず刈取ります。



乾燥調製作業(10月)

 稲刈りが終わっても、作業はまだ続きます。収穫した籾はまだ水分が高いため、保存ができるように水分15%まで乾燥します。おいしさを損なわないよう、急激な乾燥を避けます。遠赤外線乾燥機等を使い、自然乾燥に近い乾燥を行う方法もあります。

 乾燥後、もみ殻を除き、ふるいで稔りの良い玄米だけを選別します。そして、玄米成分を分析し、基準に合格したものだけが「つや姫」として出荷されます。



消費者の皆様に、「つや姫」を安心しておいしく食べていただけるよう、「つや姫」栽培認定者が、きめ細やかな栽培管理とていねいな作業の結果、今年もおいしい「つや姫」ができました。是非、ご賞味ください。

詳しい「山形つや姫」の情報は下記のホームページをご覧ください。
つや姫マイスターの日記や全国のつや姫が食べられるお店も載っています。
http://www.tuyahime.jp/index.html

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